っあーーーー呑んだ呑んだ…。いやぁやっぱり気心知れた人との酒はいいですねェ。進みますよ。
うわぁ、まだ呑めるんですか。しかも食べるんですか。
僕?アァ僕は止めときます。明日も仕事なんで。あんまり呑んでいくと煩いのがいることだし。またあの大声が脳に響くんですよねェ。わんわん言いますもん。頭が。
奈良漬が入ってきたかと思ったらカマだったーとかサケカマーとか、どこからあんなに悪口が湧いてくるのか不思議ですよ。
…いつも昼まで寝てると思うでしょ?ところがね、あーどうせ昼まで寝てるから大丈夫大丈夫と思って行った時に限って思いっきりお目覚めで、ドア開けるなりスリッパが飛んでくるんですよ。あるときなんか事務所の窓から僕が来るのを見張ってて、近所中に響く声で例の、カマァーーー!!ですよ。もう吃驚したとかしないとかの話じゃないですから。パーラーの客がああ…あれがカマか…みたいな目で見てるのがわかるんですよ。僕ぁカマじゃないって言ってるのに、あのおじさんときたらホントに人の話を聞かない。
それだけならともかく、あの人じっとしてないでしょ?10歳の童だって待てって言ったら待ちますよ。そう、しかも危ない方危ない方に。崖があったら崖の方に行くし、穴があったら手近の者を蹴り落としてみる人なんですよ。もう僕ら普通人は振り回されっぱなしで参りますよねェ。
京極堂さんの言うことには「あれと付き合うとどんどんバカになる」…でしたっけ?好きでバカになってるわけじゃないですよねェ。…え?僕は好きでバカになってるって?もう人が悪いなぁ。ですから僕は助手になっただけで、バカになりに行ったわけじゃないですから。
だいたいバカっていうのは、自分の身の程をわきまえていない無謀者のことを言うんでしょう?その点僕は違いますよ。自分の小市民ぶりを誰よりもよくわきまえてますから。働きも小市民なりに、日々の暮らしも小市民なりにです。
僕は卑怯を身上としてますしね、イザとなったらそりゃあもう逃げます。一目散に逃げますよ。
でもねぇ、考えてみることもありますよ。こんな仕事ですからね。
いやホラ、もしあの人に何かあったらとか…結局のところ悪人が地面に折り重なってその上で高笑いしてる光景しか見えないんですけど。そんじょそこらのヤツにあれが倒せると思いますか?無理でしょ、普通に。
ただその時、僕はいつも通りに逃げられるのかな、逃げられないだろうな、って思ったんです。
…でしょ?可笑しいんですよ。
あの人の剣は無理ですけど、せめて踏み台くらいにはなりたいんですよ。下僕として。
踏まれたら痛いし重いのわかってるんですけどねェ。
あぁすみませんすみませんもう終わります。とどのつまりはこうですよ。
僕ぁね、壊されちゃったんですよ、榎木津さんに。
…え、はっ!?イヤイヤイヤ、そういう意味じゃないですよ。何言ってるんですか。
お題提供:『ペトルーシュカ』様
こんな素敵なサイト様に出会えて嬉しいですv榎さんのセリフがらしくって、だけどあったかい目線の暴言でキュンときます。
自分も益田大好きなので奴が愛されてると嬉しい…愛されてなくても本人が幸せだったらそれはそれで嬉しい…v
実は基本的には益榎な自分なので(逆も好きですが)、これから益榎色濃い目?なお話も増えると嬉しいかな~、とかすうずうしく期待しちゃったり。
これからも通わせていただきますv運営がんばってくださいませ☆